虫則さんこんにちは。
保育園でプール遊びが始まりました。ほとんどの子どもがプール遊びを楽しみにしているのですが、水が苦手で入らない子がいます。
どう対応したらいいですか?
こんにちは!
プールあそびが苦手な子がおるんやね。
そういえば僕が現役時代もプール遊びが苦手な子がおったわい。
以上児なら、プールに入りたくない理由を聞いてみてもええね。プール遊びは好きやけど、顔に水がかかるのが嫌とか、水が冷たいから嫌とか様々な理由があるはずやけん。話してくれた理由を受け止めて、プール遊びに対しての嫌な気持ちを取り除いていくことができたら、苦手な気持ちも和らぐかもしれんね。少しずつ興味を持てる方法を考えながら、生活の中でプール遊びが楽しいと思えるような遊びの導入をしてみとーみ。
絵本を使って水の大切さや楽しさを話したり、プールサイドに色水や水風船等を置いて遊びの時間を長くとるのもええね。子どもが興味を引くおはじきや宝物を水をはったたらいに沈めて遊んだりすることで楽しい経験を増やしていくことが大切じゃね。
他にもプールに入るまでにホースで水のトンネルをつくったり、シャワーにしたり色々な方法を試してみて、みんなが怖がってない姿をみることで楽しいと思える気持ちが芽生えることもあるわいね。
僕が現役時代、こんな理由でプールが苦手でしたって子の理由と対処法をいくつか挙げてみよわい。
最初はプールに入らず、プールサイドで水遊びから初めて水の温度に慣れていこう。小さいプールがあるようなら、そこで慣れてからみんなと同じプールに入るのもええね。
最初はプールに顔はつけず、プールの中を歩いたり動物になったりしてプールの中で遊ぶ楽しさを伝えていくとええね。遊んでいく中で自然に顔に水がかかっても気にならんようになることが多かったわい。ただ、慣れてない段階で他の子どもたちが水のかけあいになるときがあるけん、クラスのみんなには、プールに入る時の注意点として、プールは1人で入るのではなく、みんなで入るけん水が顔にかかることが苦手な友だちもおることを伝えていくことも大切やね。
どの年齢の子どもにも言えることは、水が嫌いな子には、ここは安全で守られているということがわかる関わりが必要なんよ。気持ちが安定して初めて活動することができるけんね。特に水遊びは命に関わることやけん、子どもに寄り添いその子に必要な援助をすることが大事やね。プールに絶対に入らないといかんと保育士が焦りすぎることは禁物よ。子どもが入りたくないと拒んでいるときは焦らず、見守ることも保育士の役目やけんね!
【参考:保育所保育指針 2017年告示対応版(中央法規)】